わたしの人生語呂合わせ

OLの穏やかな思考

就職して半年経った今の私の話

4月にとあるIT企業に入って、半年が過ぎた。

半年が過ぎた、と書いたが、体感はその半分もない。社会人になったら時が経つのが早い、というのはよく聞く話ではあったが、予想以上である。7,8,9月は、存在すら感じなかった。少し前まで暑かったことも、すでに抜け落ちてしまっている。

 

この半年、どちらかといえば良いことのほうが多かった。だから、最近急に就活生をみるし、半年間の諸々を書いてみようと思う。あまり細かく書く訳にもいかないので、ざっくりとなのは許して頂きたい。

 

私が気付き始めたからなのか、就活生がすでに動いているが、大手、外資ベンチャー以外なら(つまり中小なら)、4年になってから動いてもまあまあ間に合うと思う。就活に疲れないで欲しいな、と思う。その先の方が疲れるから。

大手、外資ベンチャーに行きたい人は、ほんとうにそこに自分の幸せはあるか?自分の基準で考えたか?を問うて欲しい。

 

私はずっと周りの基準にフラフラしてたな、と思う。大学では優秀な方(自画自賛で恐縮だが、高校の時手を抜いて実力より下の大学に進学した為)だったので、友人やらなんやらからは大手を期待されていたらしいが、いまは大手グループの中小企業にいる。就活中は迷い続け、名もないところに就職していいのか、自分に問い続けたが、バリバリ働ければ名刺の肩書きなんて私にとって大したことないというのと、名もない会社で働く人たちの方が圧倒的に多い、その人たちも社会を支えているということに気づいて就職を決めた。

まあ、うちしか受からなかったのもある。でも、不満はない。

 

本題になかなか入らないが、この間上司が突然画面を示してきた。

「頭のいい」女子はいらないのか:ある女子国立大院生の就活リアル (BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース

読みながら泣きそうになったのでタイトルだけ控えて家で読み直した。ここに書いてあることは、ある一人の体験として書かれているが事実だと思う。私も重厚長大だけではないがメーカーを受ける中で同じことを何度も感じた。男だったら良かったのに、と自分を呪った。うちの会社は逆に性別がなさすぎて大丈夫かな?と心配になる。(つまり女性に考慮せず働かせまくるという意味でもあるので)

どんなに男性優位のものづくり業界でも、誰かが進出してくれなければ、とにかく受けるだけでも受け続けてくれなければ、ほんとうに何も変わらない。だから後に続く皆様はとりあえず受けて欲しい。女性営業はいませんと言い放った会社もあったけど、いつかは変わると信じている。

ハードな仕事で男の人にしかできないということをよく言われたが、女子プロレスラーとか、そういう身体を鍛えていて体力に自信がある人が来たらどうするんだろうと思った。男の人にしかできないんじゃなくて、体力に自信がない人お断りとするならば私は諦める。たしかに自信がないからだ。結局は女人禁制なんだけど、そうやって表立ってはいえないから、そういう現実がまだまだある。

 

今の会社は二次採用でとられたけど、女性しか説明会にも呼ばなかったようだ。まあ、最初の数合わせではそうするしかないのも仕方ない。普通に採用して、普通に半数くらいになる未来がくればいいな、とは思う。とくにITは体力関係ないし、女性営業もいる。女性管理職はいないがそこに近い人は何人か。子どもがいると出世できないとかいう話ももちろんあるけど、歴史ある大手のグループにしてはそれなりなんじゃないか。

なんなら私が第1号になるしかない。そういった夢が描ける環境も、私が自分の幸せとして考えて導いたことだ。

 

さて、前置きだけで1500字あまり書いてしまったが、ここからがここ半年の所感である。

ここからは、私が就職前に感じていた疑問に自ら答える形で書きたいと思う。大学生が抱きがちな誤解だと思うからだ。

 

IT企業はブラックなのか。深夜まで仕事してるのか。休みの日も出勤しているのか。

2割くらい当たっている。

まず、深夜残業について。

私の部署はまずない。案件に関わる仕事の分担はみんなでやっていて、一人で一つの案件をやるのは余程のベテラン、役職者クラスでないとあり得ない。だから終わらなかったらみんなで手伝う。一人が頑張ってもそうクオリティは上がらない。客に出す資料は出す前にたいてい社内で読み合わせをするので、ある意味誰がやっても同じになるようにしている、というのもある。

しかし、深夜、土日に出勤する部署もある。

ITという業界特性だと思うが、顧客がシステムを使っていない時にメンテナンス等しなければならない、急に障害が発生する、さらに海外拠点で時差がある、などとなるとイレギュラーな仕事もよく起こる、らしい。よくは知らないが土日出勤は前々から日付を指定されているようである。突然の出勤はあまりない。代休はある。ちなみに私は土日休みである。

 

と、こんなところである。配属部署の希望はふつう通らないと思うが、ITの中でも業者を選べば土日休みは可能だろう。営業、コンサルは土日はない。

 

理系の職か。

これもしばしば周りから言われることである。たしかに理系の院生とかで意外とITに行く人が多いとも聞く。

全く理系かどうかは関係ないというのが結論である。

同期に情報系から来た人は一人しかいないし、たしかに彼はめちゃめちゃに詳しいので研修はかなり暇そうだったし周りに教えていた。だからといって仕事で優位かというと、即戦力レベルが少し高い程度である。

知識があればありがたいが、ないなら勉強しろというのが新卒採用する会社のたいていの気持ちな気がする。会社に入って学ぶべきことは大学のうちは想像もつかないし、臆せず飛び込めばオッケーである。なんなら私はプログラミングは全くできないし、偉い人に開発技術で褒められていた同期は確か経済学部かなにか出身だった。聞いたことはないが同じ部署の人も理系はいないように思う。

情報系出身者が多いのは、情報系の大学を出るとやっぱりITだよね、という気持ちがおそらくあるからで、外野を弾くためではない。

 

私は文学部だったが、文学部ヒエラルキー的には、というより私がいたところのヒエラルキー的には、作家(などのフリーランスのクリエイター)、出版社の編集、記者などの順でレベルが高かった。商社だの、btocメーカーだのはそれより下である。五大商社に受かるより、潰れそうな出版社に新卒一人だけ受かる、のほうがずっと上だった。

その中でITは、受けることすらあり得ない、なぜわざわざ大学での勉強を捨てに行くのか?という扱いだった。どうせブラックですぐ辞める、というようなこともなんども言われた。私からすれば出版社のほうがやりがい搾取のブラックなイメージがあるが、お互いイメージに過ぎないのだろう。

大学は入ってみたところで何も楽しくなかったし、発見もなかったが会社は入らないと分からない。大学生のくだらない先入観を捨てて受けて欲しい、と思う。理系の人間のためだけにIT業界は存在しないし、プログラミング教育したところで、IT企業でプログラミングしない人だってたくさんいる。

 

最後にもう一つ。

 

社風は、無い。

説明会でよくある質問、仕事のやりがいは?社風は?であるが、 

どちらも無い。

というのが半年間の結論である。

まだ知っていることが少ないからかもしれないが、多分ここ数年考えは変わらないと思う。

まず社風だが、部署単位で大きく違う。特に今の会社は部署によって平均年齢や男女比が大きく違うので、それにより雰囲気は大きく異なってくる。あとは中途社員の比率でも変わってくる。ITは協力会社からの出向も多いので、社員じゃない人たちがたくさんいる。なので社風といったまとまったものはない。

説明会で社員が言ってる社風は、自分の周りの特定の人の雰囲気のことだろう。私がもし聞かれたら、ハードルがなくフラットな組織と答えるが、もしかしたら隣の部署は年功序列かもしれないし。その程度である。

 

やりがいについて、こちらも特にない。

仕事というのはうまくいくようにするのが当たり前なので、困難を乗り越えて〜という展開になるとただ辛いだけである。実際トラブってる時はひたすら対応に追われて全くやりがいも何もないし、終わった後には安心するだけで達成感はない。

そもそも、やりたい仕事ができることすらほとんどない、だいたいはやらなくてもいいならやりたくないが、仕事だから仕方なく片付けるくらいのレベルの仕事だらけである。少なくとも入って何年かはそうなので、もしやりがいが欲しいなら起業とかした方がいい。

だからといって特に不幸でもない。社会人になってから感情の起伏がゆるやかになった、というより、いちいち事象に心動かしてる時間がないので、仕事に嫌だとかなんだとか感じることはほとんどない。ただ日々が過ぎるだけである。ただ過ぎる時間を受け止めている。そんなわけで、副次的にメンヘラも治った。

 

ということで、この辺が半年で感じたことだ。メンヘラが治った話は別に書きたいと思う。