わたしの人生語呂合わせ

OLの穏やかな思考

下諏訪旅行 1日目

ゴールデンウィークが終わってしまう。

 

1日は出勤したので実質3+5連休だったのだが、たったの5日の休みでこんなに人は仕事から心が離れてしまうのか、と驚愕している。

いま、仕事のことが一切考えられない。明日のこの時間はまだ就業中である。6時半におきないといけない。無理すぎ。

少しでも楽しかった思い出を残しておくべく、下諏訪の話を少しずつだが書こうと思う。とにかく勢いで、ろくにプレビューもしていない文章が続きます。

 

10時半ごろの高速バスで出発して、下諏訪のバス停に着いたのは14時半ごろだった。途中事故があったらしく少し遅れていたようだ。寝ていたのでよくわからないが。

高速バスに乗ったのは大学生の頃の名古屋旅行以来で、高速バスのバス停に興奮した。高速道路という、歩行者進入禁止の領域に、ふと現れる簡素な待合室。簡素といえど屋根はあり、一般の路線バスのバス停に比べればそれなりに豪華である。冬は地獄だろうけど。

そこで、少しずつ降りて行く人々。なんのためにバス移動にしたのだろう、何をするのだろう、その人たちそれぞれに人生があるんだよなあ、とか、腰を痛めつつ妄想していたら着いた。

 

途中の休憩で昼食を買っていた人も多かったが、わたしは着いてからどこかで食べようと思っていたので何も買わなかった。実際下諏訪に着くとかなり微妙な時間である。がっつりと食べたいが時間的にカフェくらいしか空いていない。荷物もあるのでファミレスみたいに席が広いところだといいのだが。そう考えながら歩いていると雨が降っており、早めに決断しないといけないと悟ってファミレスに入った。

旅先でチェーン店、しかもファミレスに入るというのは人と旅行したらぜったいにやらないことだと思う。せいぜいチェーン系カフェはあっても、ファミレス。わたしは食にこだわりがないので、そのときの目的を果たせればどうでもよく、結果生姜焼きを食べた。おいしかった。

 

そこから諏訪湖畔を歩き、ハーモ美術館を訪れた。風なんだか雨なんだかわからないものに打たれていて、寒くはないがテンションが下がっていた。

ハーモ美術館はどこかの会社がやっている?小さな美術館で、昨日も書いたけれどわたしは絵にまったく詳しくないので何も考えずに見学させていただいた。不思議な気分になる空間だった。まず、客がわたし以外誰もいない。滞在時間は1時間程度だったと思うが、ほんとうに誰もいない。さらに、学芸員もいない。ふつう美術館は学芸員が黒いスーツを着て、絵に触れるなどマナー違反をする人がいないか監視しているものだと思っていたが、ここには受付で閲覧室の説明をしてくれた人と、ショップ兼カフェの店員さんと、後数人しかいない。

閲覧室の一部が、というよりコンサートもできるホールを閲覧室にしているところがあって、そこは壁に一連の作品がかけられていて、中心にピアノがある。このホールが一番怖かった。なんせ、わたししかいないのである。若干薄暗いのもあいまって、不安になる。怖かったと書いたが、怖いというよりこれでいいのか?みたいな気分である。何がいいのか悪いのかわからないが。不思議の国のアリスの連作がいい感じにホラーでそれも良かった。すでに作者忘れているけど。造詣がなさすぎ。

ホールとメインの建物の間の廊下(外!)にもう一部屋あるのだが、ここはさらに不安になる。なぜかマッサージチェアが置いてあって自由に使用することができる。使用しなかったけど。さらに、部屋の中央に円卓があってその周りにいくつか椅子が置いてあるんだけど、これは作品なのか座っていいのかも不明だった。螺旋階段で上に上がれて、そこにもいくつか作品がある。なぜかジミー大西の作品がある。

 

美術館ということもあり写真をいっさい撮っていないので雰囲気が伝わるかは微妙だが、とにかく不思議な気持ちになった。ちなみに、千利休の茶室を再現したという小部屋にも入れた。入り方がわからず、ショップの方に聞いた。茶室の中は真っ暗で、これもまたよくわからない気持ちになった。自分の気持ちに名前をつけることが好きだが、この気持ちを説明することはやめた。

 

荷物を預かってくださったり、とても人当たりのいい方ばかりでよいところだった。そう、わたしはハーモ美術館がけっこう好きになった。もう1回くらいは行きたい。不安な気持ちを体験するのに。

 

そのあと、チェックインする前に食料を、と思いイオンに行った。イオンがある。下諏訪にはイオンがあって、駅を挟んだ反対側の西友はイオンと値段を張り合っている。いいところだ。生活ができる。

てきとうに夜と朝とを買って、歩いてマスヤゲストハウスへ向かった。2泊させていただいたゲストハウスである。元はと言えばジモコロなどのメディアで見たことがあり、ここを目当てに下諏訪まで来たのだった。

マスヤ自体のことは書く必要がないと思う。あまりに有名だし、もっと素敵なルポがたくさんあるはずなので。ただ、わたしは、ぐんまちゃんのTシャツを着ていて良かったと思った。それだけ。

 

ゲストハウスに泊まって、そこにいる知らない人と飲むのが夢だった。そういうことをしたいときは、レストランやバーなどがちゃんと併設されているところだと難しいので、リビングとキッチンはあるけれど食事はないところがいいと思う。マスヤはお酒は出るけれど食事はないので、買ってきて調理するか、つまみは宿泊者が持参したお土産など。その土地のものは食べられないかもしれないが、それ以上にふつうに生活していると会えない人に会えたり、意外と素直に悩みを話せたりして、わたしは楽しかった。

 

もともとは古い旅館だから、人が歩くだけで建物全体がきしむような感じがするし、寝返りを打つとベッドが揺れるし、きちんとした個室感が欲しい人には向いていない。いまゲストハウスでも個室に近いドミトリーはそれなりにあるけれど。観光地を巡る旅に飽きてしまった人向け。

 

2日目は絵本の美術館で子供に混じって絵本を読んだり、隣の駅まで1時間以上歩いたりしたのですが、これはまた今度。