わたしの人生語呂合わせ

OLの穏やかな思考

会話は一人ではできない

何度か経過をお伝えしたように、ついに一人暮らしを始めた。

 

掃除も洗濯も料理も、実家に依存してきたのでほぼまったくできない。洗濯機はこのあいだ、つい先週末に初めて使った。薬局とかホームセンターの、これまで行ったことのなかったコーナー(洗剤とか……)に行くことになった。肉のグラム当たりの単価を気にした。でもいちおう、国産の肉を買うようにする。

 

これらひとつひとつ、家事をする人であれば当たり前のことであり、いまさらなことだが、とりあえずまだ何日も経っていないいまはすべてが新鮮に映っている。東京に24年暮らしてきて、もうこの街に面白いことはないと思ったけれど、近所のまいばすけっとが一大エンタメワールドなのだった。

近々の目標は、会社にお弁当を持参すること。いまのレンジはすごくて、レンジでなんでも作れるみたいだから少しずつやってみたい。我が家は作り置きという概念がなかったから昨夜の残りが出てくるなんてことはなかったけど、作り置きもしてみたい。冷蔵庫にそのまま食べられるものが入ってるなんて感動する。

いまは冷蔵庫は物置と同義で、塩と砂糖と、あとチーズ(引っ越し日に母と飲んだ時に母が食べたがったが、ほぼ食べずにおいていった)と、それくらいしかない。氷を作るトレーはまだ冷凍庫の床に貼り付けたまま。それでも、ここまで何もしなかったわたしががんばろうと思ってるだけ褒めて欲しい(?)

 

ただ、会社はかなり近いものの、通勤電車の混雑は実家から通う時の比ではなく、こりゃ遠くても実家に住んだ方がマシだわ、という気持ちにすでになっている。行きも帰りも同じだけ混んでいて、東東京の洗礼を受けている。怖。

 

満員電車なんて高校生ぶり…………。

 

埼玉高速鉄道に乗ってきている会社の人が、浦和美園にタワマンができはじめて人口流入すさまじく、めちゃくちゃ電車が混んでいるがもうどうしようもない、みたいな話をしていた。なんでそんなタワマンがいいんだ。あんな、どれが自分の部屋かわからなくなりそうな環境の何がいいんだ…………。

駅徒歩15分の実家も良かったけど、この部屋も気に入りたいなと思うのだった。家具とか好きなものしか置いてないから、ノーストレスで過ごせそう。設備も充分だし、あえていうなら換気扇と浴室乾燥がクソうるさくて台風かよと思うくらい。なぜか窓を開けると音が治まるが、さすがに窓を開けて寝るのもどうかと思うので、騒音の中で寝ている。

 

と、こんなどうでもいいことも、一人でいると誰とも話せないんだと思ってちょっと悲しい。わたしはわりと一人が好きで、一人でなんでもできるしどこでもいくタイプだと思っていた。しかしそれは実家にいて、ほぼつねに人の気配があったからこそ、逆にそこから逃げるためだったのかも知れなくて、純粋に孤独が好きなわけでもないのかもしれない。まあ、社会的な生き物であるからにして、まじのまじで孤独を愛する人ってそういないのでは。

 

一人でできないことって会話くらいだよ、と言っていたが、会話ができないのはわりと苦しい。一人で旅行してる時の方がなんだかんだいろんな人と話すもんなあ。いまはごはんがレンジで炊けるんですよ、でも水の量間違えると吹きこぼれるんです、とか、安いお椀を買ったら遮熱性?が低くて熱湯を入れるとめちゃくちゃ熱くなって持てないんです、とか、ハンガーが足りないから洗濯をあまりに一気にすることは難しいんです、とか、そういうこと、小さなことを話したい。話したい……………。

 

そこで、マッチングアプリだ!と思ったんだけどFacebookの友達の数が足りてないし、周りの女たちにいまさら友達になってもらうのもなんか確実に違うし、だからって見知らぬ人で10人を稼ぐのも変だし、もう、弟とその友達とかでいいかな。

自分一人の静かな生活になって、やっと他人に興味が持てそう。

 

椎名林檎宮本浩次のとらえどころのない新曲を聴きながら、寝よ。